「フリーばっかり…」を脱出する!リピートを増やすコツ7選
ナイトワークをしていると、フリーのお客様ばかりで「なかなか指名につながらない」と感じることはありませんか?
リピーターを増やすには、ただ接客するだけではなく、“記憶に残る存在”になるための工夫が必要です。
今回は、現役キャストや営業ノウハウをもとに、“もう一度会いたいと思わせるテクニック”を7つご紹介します。

目次
リピートされない原因とは?まずは現状を見つめ直す

お客様がリピートしない理由は、主に次のようなものが挙げられます。
- ✔︎ 会話が無難すぎて印象に残らない
- ✔︎ 店内での態度とLINEでの印象が違う
- ✔︎ “営業っぽさ”が前面に出てしまっている
- ✔︎ 接客中に「また会いたい」と思わせる工夫がない
「この子いいな」と思わせる第一印象の作り方

第一印象アップのポイントは以下の通り。特別なことをしなくても、少し意識するだけで印象は大きく変わります。
- ✔︎ 視線を合わせて笑顔で「こんばんは」と声をかける
- ✔︎ お客様の服装や雰囲気にあった軽い褒め言葉を添える
- ✔︎ 姿勢を少し前のめりにして「興味を持ってますよ」という雰囲気を出す
- ✔︎ 自分の“雰囲気”を整えておく(髪型・香り・アイコンタクト)
記憶に残る!会話のフックを意識する
ナイトワークでは、何百人とキャストがいる中で「印象に残るかどうか」が勝負になります。
そのためには、単なるおしゃべりではなく“会話の中にフック”を仕込んで、心に引っかかるやり取りを意識することが大切です。

印象に残る「会話のフック」とは、具体的には以下のような工夫です。
- お客様の話に「それって◯◯ってことですか?」とオウム返しで深掘りする
- 共通点(出身地、食べ物、趣味)をすぐ見つけて強調する
- 軽いあだ名をつけて呼ぶ(「ラーメン王子」など)
- 自分のちょっとした個性やクセを“キャラ付け”として印象づける
逆に、悪い印象を与えてしまうNGな会話のパターンも存在します。
- 「へぇ〜」「そうなんですね〜」だけで終わる受け身トーク
- 「よかったです」「うれしいです」など、一言だけで終わるLINE返信
- お客様に頼まれてもいないのに、とにかく自分の話ばかりする
- 相手の話を遮って、話題を変えてしまう
こうしたやり取りは、ただ印象に残らないだけでなく「この子、なんかそっけないかも…」と悪い印象を与えてしまうことも。
たとえば「よかったです」だけのLINE返信は、その場の空気を壊すほどではないけれど、「なんか素っ気ないな」と思われてしまいがちです。
でもご安心を。次のセクションでは、そんな一言LINEを“好印象”に変える「特別感の演出」について詳しく解説していきます。
「特別感」の演出がリピート率を変える
リピーターがつくキャストに共通するのは、「なんか、あの子だけは特別だった気がする」という“記憶の残し方”。
特別感とは、外見ではなく接し方で作られるもの。会話、LINE、雰囲気づくりの中で、ほんの少しの工夫を積み重ねることが鍵なのです。

たとえば、LINEの返信で「よかったです」だけでは伝わらない温度を、こんな一言で変えることができます。
- 「よかったです!また◯◯さんの話もっと聞きたいです♪」
- 「嬉しいです♪この前のお話すごく印象的でした〜」
- 「ありがとう!また今度ぜひお話の続きを聞かせてくださいね」
“ただの返事”に「その人だからこその言葉」を加えることで、一気に“特別扱い”の印象が生まれます。
それは営業ではなく、「私にだけ特別」という錯覚を生み出す接客術。
この“錯覚”を支えるために、以下のような習慣も有効です。
- 前回の話題をメモしておき、次回来店時にさりげなく出す
- 名前ではなく、あだ名や専用ワードで呼ぶ
- お客様のLINEに時間差で「今日は◯◯さんと話せて楽しかったなぁ」と送る
人は、自分だけが“選ばれている”と感じたとき、強く心を動かされます。
営業トークではなく、「あなただから」と思わせる配慮 こそが、自然なリピートへとつながるのです。
LINE営業の基本とやってはいけない落とし穴
LINEは、ナイトワークにおいて“アフター接客”とも言える重要なツール。
でも、やり方を間違えると、好意どころか「なんか営業っぽい」「テンプレかも」と警戒されてしまうこともあるのです。

まずは、やってはいけないLINEの落とし穴を確認しておきましょう。
- 「昨日はありがとう!」だけのテンプレ営業
- スタンプだけの返信(特に理由なく連投されるとマイナス)
- お店の宣伝や出勤情報ばかり送る
- 自分の話題ばかりで、相手への質問がない
一見ありがちな行動ですが、これらは“機械的”に見えてしまうことが最大のNGポイント。
特に「よかったです」などの一言返信は、シチュエーションによっては“そっけない”“脈なし?”と思わせてしまう可能性も。
では、どうすればリピートにつながるLINEになるのでしょうか?
以下のようなポイントを意識するだけで、相手の印象がぐっと変わります。
- 「またお話できて嬉しかったです!」と感情を添える
- 会話で出た話題をLINEでも軽く振り返る
- 「◯◯さんってあの時〇〇って言ってたの、印象的でした♪」などの“記憶のリンク”
- 時間帯を考慮した送信(深夜すぎない、日中は短文で)
LINE営業の基本は、「会いたいと思ってもらえる流れ」を崩さないこと。
テンプレではなく、“あなたに送っている”という意識を持たせるだけで、返信率もグッと変わるはずです。
“次も来たくなる”クロージングの言葉とは
接客中の盛り上がりやLINEでのやりとりがどれだけ良くても、最後のひと言が薄ければ、印象はあっという間に薄れてしまいます。
逆に、帰る直前やLINEの締めに“もう一度会いたくなる”ような言葉を添えられると、それだけでリピート率はぐっと上がるのです。

ここで大切なのは、“誘っている”感を出しすぎないこと。
自然体のままで、でも記憶に残る言葉を意識してみましょう。
- 「またお話できるの楽しみにしてますね♪」
- 「今日もめっちゃ楽しかった〜ありがと♡」
- 「◯◯さん、次はあの話の続きをしましょうね!」
- 「今度はもっとゆっくり飲みましょう♪」
これらはすべて、“次回を予感させるひと言”。
営業トークのように聞こえないからこそ、心に残りやすく、「じゃあ、また行こうかな」という気持ちにつながるのです。
帰り際やLINEの終わりにかけるひと言。
それが、お客様の“次の来店”を引き寄せる最大のきっかけかもしれません。
リピートを呼ぶ7つの習慣【まとめ】
同じように接客をしていても、「なぜかリピートされる人」と「フリーのままで終わってしまう人」がいます。
それは単にスキルや容姿の問題ではなく、お客様が“また会いたくなるかどうか”の雰囲気や心配りがカギなのです。

ここでは、リピートされやすい人・されにくい人の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
リピートされる人
- 相手の話をよく聞き、リアクションが大きめ
- 距離の取り方が絶妙(馴れ馴れしくなりすぎない)
- ちょっとした一言に“あなた限定感”がある
- 素直な気持ちを言葉にするのが得意
リピートされない人
- 話を聞いているようで、実はスルーしている
- 感情が見えず、何を考えているか分からない
- 「売上のための営業感」が前に出すぎてしまう
- 相手を選んで対応に差をつける
どちらも“ちょっとした違い”に見えるかもしれませんが、お客様の目にはしっかり映っています。
逆に言えば、リピートされる人の特徴は誰でも後から身につけられることばかり。
「どうせ私なんて…」ではなく、まずは意識を変えてみるところから始めてみましょう。