キャバクラ 移籍 失敗しない|“お店選び”で人生変わる?チェックリスト
キャバクラ 移籍 失敗しないために、まず知るべきこと。それは「お店選び」は「時給の高さ」だけで決めてはいけない、という現実です。どれだけ高時給でも、客層が悪い、罰金(ペナルティ)が多い、スタッフが協力的でない、派閥がひどい…そんな環境では売上は作れず、メンタルが削られるだけ。
お店はキャストにとって「戦場」です。この記事は、求人サイトの甘い言葉に騙されず、体験入店(体入)で本質を見抜き、キャバクラ 移籍 失敗しないためのリアルなチェックリストを解説します。

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目次
なぜ「お店選び」が最重要なのか?
お店の「環境」は、あなたの売上に直結します。キャストがコントロールできない「外的要因」が、想像以上に大きいからです。
- 売上への直結:お店の「集客力」が弱くフリー客が来なければ、新人は指名を取れません。また、「客単価」が低い店では、どれだけ頑張っても高額バックは望めません。
- メンタルの安定:黒服(スタッフ)のサポート体制、キャスト間の雰囲気はメンタルに直結します。ギスギスした店では接客の質も下がります。(参考:ナイトワーク メンタル)
- 金銭トラブル防止:不明瞭な給与システムや罰金制度は、手取りが減るだけでなく、お店への不信感につながり、働く意欲を奪います。(参考:キャバクラ 契約トラブル)
ステップ1:リサーチ編「求人サイト」で見るべき“裏”
「時給5万円!」のような極端な数字(いわゆる“釣り時給”)に踊らされてはいけません。見るべきは、時給が「いつまで保証」され、「どうなったら下がる(上がる)」のか、その条件です。
- 給与システム:時給スライド制(売上・指名本数で時給が変動)の基準は明確か。バック(ドリンク・ボトル)の種類と割合はどうか。
- 客層の推測:求人サイトの「求める女の子像」から客層を推測します。例:「清楚系・おしとやか」→接待利用・年齢層高め。「ギャル系・ワイワイ」→ノリが良い・若い客層。
- 掲載期間:数ヶ月〜1年以上、ずっと同じ好条件で募集している店は、離職率が高いか、条件が実態と異なる可能性を疑いましょう。
- 運営母体:大手グループ店か、個人経営か。大手はシステムが明確で安心感がありますが、融通が利きにくい。個人店はアットホームで時給交渉しやすい反面、ルールが曖昧なことも。
ステップ2:体入編「体験入店」で絶対見るべき10項目
体験入店(体入)は、あなたがお店を「面接」する場です。時給をもらいに行くだけの「体入荒らし」ではなく、「ここで自分が売れるか」を偵察する意識で臨んでください。
- 黒服(スタッフ)の動き:キャストへの指示は丁寧か?お客様の情報を把握し、的確にヘルプに伝えているか?「ボーイの質=店の質」です。
- キャストの雰囲気:すれ違う時に挨拶はあるか。ヘルプ同士で協力しているか。露骨な派閥やシカトはないか。
- お客様の「質」:泥酔客、大声で騒ぐ客、キャストに触ろうとする客はいないか。また、その客層は自分の「売り(キャラ)」と合っているか。
- 店内の清潔感:特にトイレ、更衣室(ロッカー)、バックヤード。お客様から見えない場所が汚い店は、管理体制が雑です。
- フリー客の数(と質):フリー(指名なし)の席にどれだけ回してもらえるか。フリーが来ない店は、新人が指名客を掴むチャンスがありません。
- 売れっ子(エース)の接客:売れている子の「理由」を観察します。自分もこの店で戦えそうか、ロールモデルになるかを見極めます。
- 待機時間の様子:待機キャストがだらしなくスマホをいじっていないか。「待機カット(早上がり)」を強制されていないか。
- 「体入」の女の子の数:自分以外にも体入の子が異常に多い店は、採用基準が低いか、キャストが定着していない証拠です。
- レンタルドレスの状態:ボロボロだったり、臭いがしたりしないか。備品の管理レベルがわかります。
- 体入終わりの面談:時給やシステムの説明が丁寧か。「今日決めてくれたら時給〇円」などと、即決を強引に迫ってこないか。
ステップ3:契約編「時給」より怖い「システム」の話
高時給でも、手取りが減るシステムでは意味がありません。リアルな「手取り額」を計算できるまで、以下の点を必ず確認してください。(参考:キャバクラ 契約トラブル)
- 不明瞭な「罰金(ペナルティ)」:遅刻・欠勤は当然として、それ以外に「売上未達ペナルティ」「同伴ノルマ未達罰金」など、理不尽な罰金がないか。
- 高すぎる「控除(こうじょ)」:給料から天引きされるものです。源泉徴収(10.21%)は法律で決まっていますが、それ以外の「厚生費」「ヘアメイク代」「レンタルドレス代」「送り代」「雑費」などが高すぎないか。
- 給料日と支払い方法:日払いの上限はいくらか。全額日払い(全額バック)は可能か。給料日は月末締め翌月払いか(15日払い、25日払いなど)。(参考:夜職 マネーリテラシー)
- ノルマの有無:「ノルマなし」と求人に書いてあっても、実際は「同伴ノルマを達成しないと時給が下がる」といった「実質ノルマ」が存在しないか。
リアルな裏事情:移籍者が語る「失敗あるある」
「時給だけ見て移籍」の罠
「前の店より時給5000円アップ!」→「客層が自分と全く合わず指名ゼロ。時給保証期間が終わった瞬間、スライドで前の店より時給が下がった…」
「友達の紹介」の罠
「友達が『働きやすい』と言うから移籍」→「友達は売れっ子だから優遇されてただけ。自分には厳しかった。友達は紹介バック目当てだったかも…」
「辞めさせてくれない」トラブル
移籍を決めたのに、今の店に「退店ルール(1ヶ月前に申告など)」を破ったとして高額な罰金を請求されたり、引き止められたりするケース。移籍前に、今の店の退店ルールを確認することは絶対です。
まとめ:良い移籍は「妥協点」を見つけること
時給、客層、待遇、人間関係、お店の格…すべてが100点満点のお店は、残念ながら存在しません。
キャバクラ 移籍 失敗しないための最大のコツは、「自分は何を最優先するか」を決めることです。「とにかく稼ぎたい(時給・バック重視)」「メンタル優先(人間関係・働きやすさ重視)」「客層重視(将来のキャリアのため)」など、軸を決めましょう。
お店選びは、あなたのセカンドキャリアにも影響する重要な分岐点です。焦らず、自分の目で確かめ、「これだけは譲れない」というライン以外の“妥協点”を見つけることが、成功するお店選びの秘訣です。




